May 28, 2010
割引しか知らない営業マン
手形割引を月末になってお願いに来る信用金庫の営業マンがいる。いくら頼んでも、手形がないから仕方がない。しかし、かなり必死なようだ。聞くと、割り当てを達成できないという。おそらく彼は、割引だけで融資残高がボルオプヌンことだと思う。なぜなら、建設的な話をしてきたのがないからだ。FX取引が開始されたばかりの頃は、資本規制が甘く、資金不足で倒産してしまうFX業者が出ていました。しかし、2010年2月からは内閣府令の改正により、顧客の預金額、信託の保護が義務化されました。そのため、もしFX業者が倒産した場合でも、投資ファンドは、信託法に基づき保護されることになっています。
「ニコタマ」の愛称で知られる東京・世田谷の東急田園都市線二子玉川駅エリアで、百貨店が中核を担う2つの大規模ショッピングセンター(SC)が、激しい顧客争奪戦を繰り広げている。駅西側の高島屋グループのSCに対抗して、3月に東急グループが東側に新規開業。新たな商業エリアとして脚光を浴びているが、個人消費のパイが縮小するなか、「共存」を不安視する声も出てきた。エリア間の顧客争奪戦の激化で、郊外型百貨店の淘汰(とうた)が加速する可能性もある。
■広域から集客
「想定以上の客足だ」。東日本大震災直後の3月19日に東急グループがオープンした「二子玉川ライズ・SC」の担当者は胸を張る。
電鉄系デベロッパーとしての強みを遺憾なく発揮。駅周辺の約11万2千平方メートルを再開発し、駅直結の大規模SCを誕生させた。開業以後、二子玉川駅の乗降客数は前年同期に比べ25%増加。ライズの来店客数も平日が4万〜5万人、休日は8万〜9万人で推移し、当初目標の年1500万人に対し、2千万人に達する勢いだ。
「ニコタマ」は後背に田園調布や成城などの高級住宅地が広がり、東急電鉄沿線の神奈川県や東京都内を含めた商圏人口は、180万人に上る。これまでは、日本初の本格的郊外型SCとして40年以上の歴史を誇る「玉川高島屋S・C」が周辺住民や乗降客の受け皿となってきたが、満を持して顧客奪取に乗り出した。
東急グループが3年がかりの市場調査で導き出した戦略が、「デパ地下の充実」だ。高島屋S・Cの客層は40〜50代以上が中心で、しかも「食料品が高い」という不満の声が多いことをつかんだ。
そこで20〜30代の若年層やファミリー層を狙い、「リーズナブルで魅力ある食品売り場」に注力。デパ地下ブームの火付け役となった東急百貨店の「東急フードショー」に加え、食品スーパーの東急ストアを中核に位置づけた。狙いは的中し、神奈川県や東京都内からの集客に成功した。
■共倒れの不安も
「ニコタマの魅力が高まった」。迎え撃つ高島屋S・Cを運営する東神開発の長塚裕司副部長は、余裕の表情でライバル出現を歓迎する。実際、相乗効果もあり、4〜7月の来店客数は前年同期に比べ約2割も増えた。
鉄道乗降客狙いのライズに対し、お得意さまの富裕層を中心に車での来店客を囲い込もうと、駐車場を拡張したほか、午後5時以降の駐車料金の一部無料化などサービスも拡充。今秋には、百貨店食品売り場を一部改装するなど、対抗策にも抜かりはない。
ただ、広域からの一見客が一巡した夏場に入ると、不安も顕在化してきた。集客ほどには売り上げが伸びていないのだ。高島屋S・Cの場合、4〜6月の売上高は約2〜4%減で推移し、7月も約1%減と、前年を割り込んだ。ライズ・SCも、目玉の東急フードショーの売上高は、7月まで目標を下回ったままだ。
「高島屋とライズを見比べていいものを買っている」と話すのは、近所に住む60代の主婦。結局、すみ分けを狙ったものの、既存顧客を食い合っているのが実情で、共倒れの懸念も拭えない。
■郊外は閉店ラッシュ
業界関係者は「東急も高島屋も、ニコタマのSCはどんなに業績が落ちても、撤退することはあり得ないが、他の店舗がリストラに追い込まれる恐れがある」と予測する。
百貨店業界では、地方店に続き東京などの郊外店が閉鎖ラッシュの様相を呈している。昨年3月に伊勢丹の吉祥寺店が閉店し、そごうの八王子店も来年1月末で閉じる。JR八王子駅前からは西武や伊勢丹、大丸もすでに撤退しており、駅前から百貨店が姿を消す。ファッションビルや専門店の集積が進むJR立川駅前に顧客を奪われたことも衰退の一因となった。
少子高齢化で国内消費が縮むなか、全国百貨店の売上高は、昨年まで14年連続で前年を割り込み、店舗閉鎖は昨年だけで11件に上った。特に首都圏は「オーバーストア」状態に加え、他業態との競争が激しい。
「ニコタマが、新たな商業エリアとした広域から集客し、2つのSCが共存できたとしても、横浜や川崎、渋谷といった周辺エリアの店舗は顧客を奪われ、立ちゆかなくなる」(流通アナリスト)
ニコタマは、百貨店淘汰の“火薬庫”となりそうだ。(佐久間修志、藤沢志穂子)
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